画像生成AI「Stable Diffusion」を簡単インストールしてみた
こんにちは、時々雨です。
今日は、決して機械に強いほうではないおばさん二十歳の美人絵師である私が、世間で話題のあのAIをPCに入れてみましたよ〜な、「私でも出来ちゃった!」記事です。
画像生成AIのStable Diffusionは無料で使えますが、インストールして使用するのにPythonとやらの知識が必要でした。
プログラマーの方には初心者向けの知識らしいですが、プログラムまったくかじったことのない私には説明を読んでもなんのこっちゃまったく分かりませんでした。
なので、オンラインで遊んだだけで「ま、しょうがないね」と放置していました。
ところがそういったのをパッケージみたいにして簡単にインストールできるようにしてくれたのが「NMKD Stable Diffusion GUI」です。
NMKDのサイトはこちら→NMKD Stable Diffusion GUI
世の中優しい方がいるものですね~
それでは実際にインストールしてみた手順を紹介します。
●PCのスペック確認
まずはPCの環境を確認です。こちら→システム要件で確認できます。
英語やけどw
翻訳ページがこちら
まず現在(2023年1月時点)ではWindowsのみ。
Nvidia製GPUが必要。VRAMは最低でも4GB以上。
RAM容量は8G以上。
なんのこっちゃわかりません(笑)
自分のPCのグラボが何なのかを確認するにはWindowsPCの検索窓に「dxdiag」を入力してDirectX 診断ツールを立ち上げるとわかります。
DirectX 診断ツールの「ディスプレイ」の項目にグラフィックボードの名前、VRAMの容量が出てきます。
使ってみてわかりましたが、けっこうなメモリを食うようです。
大きめの画像や枚数を生成しようとするとそれなりのスペックが必要になります。
●ダウンロードする
翻訳ページだと「ダウンロード中」になってますが、一番上の青いダウンロードボタンを押すとこのページ↓が出てきます。
フリーソフトなので「いいえ」を押してお金を払わなくても別に文句も言われんです(笑)
私は今回は感謝の気持ちで表示の$4.00を払いました。
500円ぐらいですね。
するとこの画面が出てきます。
ありがとうって言われたw
「モデルファイルを含む」のほうをダウンロードします。
ダウンロードにもけっこうな時間がかかります。
●解凍する
ダウンロードしたファイルを解凍しようとして問題発生。
いくら待ってもグルグルしたまま解凍できない。
調べてみると拡張子が.7zになっていて、私が入れていたLhaplusでは対応できないらしい。
ので、7-Zipという解凍ソフトを新しく入れて解凍しました。
ここまでで途中でお昼ご飯を余裕で食べるぐらいの時間がかかりました。
はあ~疲れた(笑)
とはいえ、クリック一つでStable Diffusionがダウンロードできちゃったわけですから画期的です。
●使ってみた!
解凍したファイルどこいった?と思ったら「SD-GUI」という名前のファイルになってました。
その中のStable Diffusion Gui.exeを開きます。
左上のPromptにテキスト(英語)を入れてGenerateを押すと画像が出てきます。
枚数や大きさを変更したり参考画像を読み込ませることもできます。
大きさは最大1024pxです。
さて、それではさっそく「Most beautiful cat in the world」を生成してもらいます(ワクワク)
結果がこちら
おおお!
若干おかしなところはあるものの美しい…というより意外にも可愛い系猫を描いてくれました。
それでは水彩画を描いてもらいます。
「Watercolor Europe townscape」で生成した画像がこちら
うまっ!
私よりうまい(笑)
これはもしかしてイラストの資料に使えるんじゃ?と思ってポピーを描いてもらいました。
う、うう~ん?
さすがにお花の資料に使うのは無理がありますね…。
猫は意外と描けていましたが、お花や人間などの有機物は若干苦手なようです。
風景なんかはかなりリアルなのがきます。
どっかにありそうな風景きた。
あと、よくネットでもみかけるファンタジー系やサイバー系は得意みたいです。
しかしローカル環境で動くっていったいどういう仕組みなんだろ…。
ここでは当たりの画像しか載せていませんが、思った通りの画像を出すには呪文をいろいろ変えてみたり、ある程度枚数を出したりしないといけなくて、意外と精度が高くないというか、研究しないと変な画像がどんどん増えていくことになります(笑)
自分で描いたほうが早いわって思うことも(笑)
AIについてはいろいろ言われてますが、私にしてみれば筆を持ってないイラストレーターさんのほうが多数派、それどころかペンタブさえ使わずに絵を描いている!っていうほうが驚きなのです。
ポスカラをムラなく塗れる先輩を尊敬のまなざしで見ていた私としましては…。
なのでいまさら機械が自動で絵を描こうが曲を作ろうが、ま、あるんじゃね?て感じです。
どちらにせよこのAIの流れは止められません。
すでにアドビストックではAIで生成したイラストをストックに登録することを許可しており、Generative AIのイラストが増えています。
もしAIを味方にすることができたらまた新しいクリエイティブにトライできるのではないでしょうか。
今から使ってみようと思う方は参考にしてみてくださいね!
“画像生成AI「Stable Diffusion」を簡単インストールしてみた” に対して2件のコメントがあります。