五条先生に胡粉を使うの巻

呪術廻戦の五条悟仕上げました!
六眼が描きたかった(*≧∪≦)
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これ、基本は透明水彩なのですが、髪の毛とまつ毛の部分に胡粉を使いました。
胡粉とはなんぞや…?
多分、日本画を描く人以外はほとんど知らないと思うのですが、胡粉というのは日本画で使う、いわゆる白い絵の具です。
なんか貝殻が原料らしい。
粉状になっているので膠液で溶いて使います。
が、今回は面倒なのでチューブ入りのやつを使いました(笑)
日本画って、この胡粉をけっこう多量に使うんですよね。
白としてはもちろん、他の色に混ぜて淡い色合いにしたりとか、地塗りに使ったりとか。
水彩画っていうのは、白絵の具が12色セットとかに一応入っているんですが、ほぼ使わない。
白は、紙の白さを生かしますし、淡い色合いは水で薄めます。
それはそれで美しいし、そういう透明水彩の描き方が私は好きですが、この胡粉はまた違った美しさを醸すんですよね~。
日本画の白の扱い方というのは水彩画の白の考え方と全く違う。
日本画の白は、色が塗ってないという意味のただの白ではなくって…。
う~ん、なんと言ったらいいのかな…日本画の白には情緒があるというか。
白がすごく感情を持ってる感じというか。
水彩画で画面全部真っ白、なんていう絵は描けないですが、日本画だと描けてしまうんですね。
それは画材の違いだけではなくて、日本画の(あるいは日本人の)白のとらえ方の違いにあるんじゃないかと思います。
ということで今回、五条先生の六眼描きたい!となったときに、真っ先に胡粉を思い出したわけでした。
五条先生の美しさを出すには胡粉しかない!
うん、日本画の先生には口が裂けても言えないわ。
で、結果どうなったかというと、原画はそこそこ納得のいくものに仕上がりましたが、スキャンするとつぶれちゃいましたね(笑)
でも、まあ、透明水彩だけだと出ない感じが少しは出せたんじゃないかと。
今回、初めてチューブ入りの胡粉を使いましたが、これ、手が汚れなくて便利でいいですね。
多少情緒という点では粉に劣る気がしますが、どうせスキャンするとわかんなくなっちゃうしね(笑)
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